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このブログの管理人は、躁うつ病を16年くらいやってます。躁うつ病でも楽しくやっていこうをモットーにみなさんと知識を共有していきたいと思います。 ただの独り言も多いので、適当にスルーしてください。
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けれんさん、こんばんわ。


今回は少し意見の食い違いがあるかと思いますが、どうかお気を悪くなさらぬよう。


 まずこの本は薬物療法が基本であることを明らかにしています。そこが、心理学者の書いた本としては良いところだと思っています。


はい。おっしゃる通り、薬物療法が基本であると述べてあったと思います。


 私は、この生物学的病気に対して精神療法は効果が見込めないと思っていたのですが、生活態度や病相変化の早期発見、病気の性質の理解といった面での学習・教育の必要性はあると思います。その助けとしてcognitive behavioral therapy(CBT=認知行動療法)を知ること・学ぶことは無駄にはならないと思うようになりました。


前者の、「生活態度や病相変化の早期発見、病気の性質の理解といった面での学習・教育の必要性」は、もちろんあると思います。ただ僕は、それを知るにあたって、CBTは必要ではないのでは?というスタンスです。


 一般にある認知療法も合う合わないがあります。やっていて疲れるし、とことん自動思考を修正するのは根気の要る作業です。万人に有用とは思いませんがそれなりに活用すればいいという姿勢です。


けれんさんが、万人に有用とは思わないと思われるように、僕は認知療法が無理だと感じました。有用、無用以前に、思考経路を変更するのは人格を変えてしまうのではないかという不安、そして、シナプスの結合を増やして(?)思考速度を上げることはできても、経路を変更するのは相当な苦痛を伴うのではないかと思いました。ただ、これはやはり僕も、人によりけりだと思います。


 この本の意義は、最初にも書いたように心理分野の人が薬物療法の補助的位置づけでCBTを提案していることにあります。そういう点に加えて躁うつの一般的CBTの本を世に送り出したという2重の意味で評価したいと思っています。

とにかく、おそらく現在入手できる、日本語の躁鬱向けCBTの本はこれしかないと思われるので、一読の価値はあると思います。

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無題
私の最大の認知療法は深く物事を考えないことです
専務| | 2007/11/05(Mon)21:25:31| 編集
無題
こんばんは。

>どうかお気を悪くなさらぬよう。
意見の違いがあることは想像がついていましたし、だからどうこうはないと思っています。
認知療法自体はうつに効果がありますが、躁うつのうつ期に陥りがちなマイナス思考を客観的に修正できるのかなぐらいに思っています。

そして、認知療法を軽く流してみて良かったと言えるのは会社で部下やら同僚やらの言動をベック流のパターンに当てはめて楽しめるということでしょうかw。思わぬ副産物です。なにしろ人の「思考」「行動」「気分」の結びつきをあぶり出す有効なツールですので・・・。
←イヤな人間ですね。

まあ、自分でも「ああ、破局視だあ」とか「過度の一般化だあ」とかいちいち楽しんでいます。バカみたいですけど。でも結構真っ当な判断や態度に繋がったりしてます。
いろいろコメントしているのは、決して認知療法を薦めている訳ではありません。私自身1年半ぐらい前は全否定していましたから。しかも今では上記のように思考ゲームとして使っているぐらいですし・・・。

まあ専務さんの言ったように、深く考えないのも一考ですね。ていうか執着して考えないことが躁うつには良いかも知れません。

先ほどのコメントは名前とタイトルが入れ違っていましたが全く他意はありませんことを申し添えます。
けれん| | 2007/11/05(Mon)22:00:04| 編集
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プロフィール
HN:
hebosugi
性別:
男性
自己紹介:
年齢:アラフォー
誕生日:夏
性別:男
職業:会社員
理系の大学院を卒業後、就職して上京した瞬間に発症。妻、長男、長女がいます。1年後くらいから通院開始。双極Ⅰ型。
入院は、激鬱が1回と、躁が2回。
2006年秋頃より休職。2007年秋頃より復職。
ブログの説明
こんなくだらないブログにわざわざお越し下さいましてありがとうございます。
発祥の経緯 だけでも読んでいって下さい。長いですが、狂気の沙汰がおもしろいかもしれません。
昔の記事の方が躁鬱の勉強をしています。 最近は目新しいことがないのでしてません。 WEEKDAYに一日3記事書くのが日課です。
(尚、コメントは承認制をとらせていただいています。ご了承ください。)
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