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いつか松本が言ってた究極の笑いって、笑いと悲しみの融合ですよね。たしか。
この映画は、まさにそれを体現してくれました。
最初は笑いなんです。ただの。
おっさん(野見)が素で必死だから笑える。
とにかく必死で頑張るから笑える。
だけども、それがだんだん、いつの間にか、笑いから応援に変わっていく。
必死で頑張ってるから応援してしまう。
そして泣いてしまう。
笑いあり、涙ありの映画は多いけども、笑いと涙が融合してる映画ってあんまりないと思う。
ライフイズビューティフルくらいですかね。僕の記憶でいうと。
ちょっと被ってるって言われてるところもあるけども、ライフイズ・・・は戦争映画、こっちは時代劇。
全然設定違うし。
親子愛っていう意味ではいっしょ。
僕は親子愛ものに超弱いんですよ。
まっちゃんも、
「子供ができたから、この作品が撮れた」
みたいなこと言ってたらしいし。
ちなみに板尾の娘は、1歳だか2歳で、この映画のクランクイン直前に病気かなんかで亡くなったらしい。
板尾は見張り役演じててどういう気持ちだったのかな?
あの子役の女の子と、自分の娘を重ねてたことが全くないとは言えないと思うな。。
あとこの映画、野見さんには最初映画撮影だとかお笑いだとか言わずに、単に
「これをこうしてくれ」
って言って必死にやってもらったそうです。
野見さんいわく、一番大変だったシーンは、やっぱ、ふすま破りだそうでw
あれ痛そうだったもんなーw よくくじけずにやったよなー
血でてたし!リアルに!w
ラスト、思いっきり裏切られましたねー
辞世の句、なんか一言くらいは言うんかと思ったら、いきなり切腹かよ!!
びっくりしたし、泣けた。
あの部分の解釈は、まだよくわかってません。
なぜ、何言っても生き残れるって状況から、わざわざ死を選んだのか。
死の決意は、もう前夜からしてあるんですよね。あんだけ積んであるとうもろこしに手をほとんどつけずに、手紙書いてたんだから。(とうもころし好きだという設定が特に大きく取り上げられてなかったので観てるときはわからなかった)で、坊さんにわざとぶつかって、その瞬間に手紙渡して、そこでふっきれたかのように、娘と手を繋ぐ。
娘は超笑顔。うお。思いだし泣きしそうになってきた。娘さん、手繋いでもらえるのなんてほとんど初めてだから、超喜んでたんですよね。これから死ににいくとも知らずに・・・
これはライフイズ・・・のラスト、最後まで見つからなかったら戦車もらえるって、お父さんもう銃殺されてんのに喜んでる子供と被るな・・泣ける。
もうちょっと先いって、娘が坊さんに手紙読んでもらってるところ大泣き。
「父は、元気です。生きてるときより元気です」
あれ、全文、もっかい聞きたいなぁ。
野狐禅の人の歌もめっちゃ良くって・・・
携帯公式サイトではDLできるらしいっすよ。
CDは7月頭発売だっけな?
iPhoneでも聞けないことはないけど、youtube動画にはって、wifi回線なのにぶちぶち切れるんです(涙)
ところで、2ch漁ってるうちに優秀なレビューを一つ見つけたので紹介しておきます。
以下引用
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松本の持っている「笑い」って基本的に哀しみとか悲哀とか痛みとかに
裏打ちされているものでしょ(本人も確かそう発言してたと思う)。
例えば、自分の父親が真冬で凍結した横断歩道をステンと転んだとしたら
身内の者はそれをとても心配して悼むとする。
でもそれを見ている他人は面白いと感じてしまうわけだ。
「笑い」の根っこにはこういう差別が基本にあって
裏を返せば「笑い」=「切ないもの」であって、
テレビで見せる一面的な「笑い」はこの根っこにあるものが隠ぺいされすぎている。
見る側もその痛みを感じるほどの敏感さや貧しい時代を生きた人たちでもなくなってるわけで
そういう大衆が望む「笑い」と松本の抱える「笑い」の深さには相当ギャップがあるはず。
でも、松本の「笑い」というのはいつもこの切なさや痛みに裏打ちされていて
この根っこの部分が今作「さや侍」では俯瞰的によく表れていたと思う。
そこにノミさんという社会的に疎外されてるような素人が出てきたことで
尚更に面白さの強度を高めてしまっている。
これは本当に面白い抜擢だと思うね。
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引用終わり
みなさんは、観てみていかがでしたか?
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地球のみんな、オラに元気を分けてくれ!
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